ピアノ恨み節
あれから2週間近くたっても市の担当職員からは連絡はなし、
コンビニ側もプツンと切れたままでございます。
音作衛門が耳の痛みに耐えかねて移り住んだところにはこのようなピアノがありました。
持ち主は東京転勤。
家財道具一式 置いてきぼりの状態という感じ。
飲みのこしのウイスキーに大学の卒業証書 ちなみに奈良女
数多くの油絵にちょっと古いパソコンや新型液晶テレビなんかもある。モーツアルトの原点版 ベーレンライターもあるし、ハリーポッターのDVDも。がらくた在庫も一杯や・・
ごくごく普通の4人家族、なかなか文化℃教養の高いお家であるようです。
時間が止まったような感じの家に音作は居候であります。
ガーシュインの銘があるこのピアノは、大岡楽器製作所というところが昭和28年にガーシュインブランドとして作り出したアップライトピアノで、その後、白鳥楽器、スワン楽器、フローラピアノ、と変遷した会社の製品です。レンナーのハンマーを積んでいるこのピアノは、ヤマハよりしっかり鳴って、長いこと放置されているわりにはましなほう。
ここのお家は新築当初 ホームコンサートなど、このピアノでされていたようです。
音作衛門 さっそく調律をすることにいたしました。
音作の目に狂いがなければ、結構いけるはずなのであります。
経験のない若い生徒には、わからないだろうがね・・・・
いずれにせよピアノが家の贅沢品で、ステータス、お嬢様がお稽古を、の時代の代物です。作ったら売れる時代のピアノです。
皆さんの家にもこのようなものはありませんか? 外国の皆が知っている名前をちょっともじった そんなピアノ
誰もひかずに飾り棚になってる代物はありませんか?
あんまりほっとらかしでは、怨らみ節を奏でだすかもしれませんよ