お猫のしっぽと陣太鼓
椿がもらったお猫ハンカチ しっぽつき
椿ちゃんこのハンカチかっわいい〜〜 しっぽついてるぅ
ウフフ 生徒さんにもらったのォ
お歳暮のシーズンだからぁ 椿先生に なんちゃって
毎年毎年、がんばったご褒美を確認できて、幸せねぇ 椿ちゃんは
まぁ ね へへ
音作衛門さんは今年は大変な年だったわよね、稽古場も生活もだいなしでさ、あれからどうなったの?
仙人職員は低周波の値を測ってくれたんかいな?
それがよ 仙人職員さんが言うには、市の立場としては、民民のもめ事では出動できず、民事に関わる問題でも出動できずちゅうの。
ようは近所のオバちゃん同士の喧嘩には市は出動できない、また、民事裁判にはかかわれない。
大きなとこに市民が虐められているって場合は出動できる、
それじゃあ ほとんどの案件は振るい落とされてしまうじゃんか・・
そうなんよ、だから音ニイが25年間で始めての案件ってわけよ。
こんな大きな事件は市は抱えたことがない、カタカタ音がしてうるさくて仕方ないからとの訴えに、行ってみたら、看板が外れていて音がする、ガムテープで止めたら止まって一件落着の程度だったっていうのよぉ
それでうちらは自力で低周波の値を測らなくちゃならないんだって・・・
音ニイは生徒達の意見を聞いて書類に纏めて、紅葉弁護士に提出するって
要求書を作ってる最中なのよ
おっ!! いよいよ討ち入り 連判状か!!
このしっぽが大石内蔵助の陣太鼓をテンテン叩いてる、そんなことイメージしちゃうよ。
江戸時代の雪の日の夜中にテンテンやられたら、結構なところ迄聞こえるよ・・・現代だったら騒がしいし、皆耳が悪いから大騒ぎにならんけどさ、どうしたら遠くまでこの事件の顛末が聞こえるんだろうね