昔の大学の教授が、
こう言ったんだ・・・
最初からの生徒が、、自分の生徒がいる
そんな先生が羨ましい
ここに来るのは、どこかの先生の生徒さんで、
そして次には
どこかに行ってしまう生徒だから・・・
留学に、他の分野とか
世界に行ってしまって
自分の周りには、本当の弟子がいない・・・
もちろん、ずっと一緒というなんて、ありえないし、
それはとんでもないこと
それはわかっているが・・
音作衛門は、この教授の言葉をはっきり覚えていて、
彼はその時一人ぼっちと、感じたんだよ・・
皆がひれ伏す、権威でしょ
誰もがえらいと思って、頭を下げる
何でも僕が知っているわけじゃないでしょ
わからない事は勉強して
僕に教えてくれ
彼はあの時そう言った・・・・
あの時の彼と同じような年になって
そうだな・・・
いつもわからないこと
興味を追求できる
勉強を、研究課題をやれることは
幸せなことよ・・・
無位無官だからな
だが自由7科を司る 先生方は
同じ思いに苛まされていると思う・・・
あの時の彼と同じにね
大学の権威や、その他諸々のトラブルをかぶりながら、
私的な事もあるでしょ・・
言うにいえない心の闇もある。
それをどう晴らすのだろうか・・・