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音作衛門道楽日記 otozaemon.exblog.jp

音楽家のお遊び


by 遊楽音作衛門
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バレエについての覚え書き

兵庫県立芸術文化センターでデンマーク・ロイヤル・バレエ団のナポリを見に行きました。

このバレエ団は古いバレエの様式と舞踊を守る団体で、ロマンチックバレエの殿堂として世界中の舞踊家の研修道場的役割を果たしています。オーギュスト・ブルノンヴィルの作品を忠実に残すこと、これがこのバレエ団の使命であるわけです。特徴的なジャンプとそれに伴う細かい脚使いは、舞踊家達の学ぶべき課題であるのです。

ナポリの初演は1842年、メンデルスゾーンの交響曲3番初演の年であり、まさにロマン派の時。ショパンがパリのサロンで活躍した1836年に、彼の作品でのレ・シルフィールドが初演され、バレエとしてはここが一番古い作品であるといわれています。

まだ華やかなパドゥドゥの形式が確立されていない時代ですので、今回の日本公演を見た人たちのブログをざっと調べてみると、ほとんどの人の感想は<退屈なナポリ>でした。

音楽にしても関西フィルを使ってロイヤルの指揮者が振るのですが、音楽自体が凡庸な作品で、ショパンのような魅力があるものとはいいがたいもので、まだまだ発展途上過程の作品であることが見て取れるものでした。

それはそれとして、時代の過程の歴史的価値は十分にあるものですので、デンマークの人たちが自国の芸術家の作品を誇りに思い、大切にし、かつ歴史的価値を世界に宣揚するということが大変よくわかります。

我らの日本の能であっても、非常に退屈なものではあっても、世界に誇れる物であるのと同じであるのです。

今日はここまでにしておきます。
音作本気を出すと、皆に難しすぎると、批判されるのですわ。
じゃあまたね!
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by yuurakuotozaemon | 2009-06-01 23:00 | ミニ学問 | Comments(0)