ドクダミ屋敷の盆の宵
自分の表現を、作るにはいい環境だ
静かで、殺風景な世界を塗り替えるには
それしか方法はないよ。
こういう生活を過去の音楽家はしてきたんだ
今もこれができるということは
最高の環境であるともいえるが、
蠟燭をつけて
だが何を作るかが・・・見えない時は
ほんとに苦しい
毎日規則正しく練習するのは
音楽大学生か
おこちゃまか、
職人かだけど
こちらは芸術家だからね
芸人さんでもタレントでもなし、
ようは音楽家
世間の人には わからんやろな〜〜〜〜X
ドクダミ屋敷の今宵の月
近隣は迷惑どころか、毎日楽しみにしていると思う
聞いていたらの話だがね
なんせ老人ばかりだから
テレビくらいしか音がない静かな世界
しょうむない精神生活と、音作衛門は思うがね
あ〜〜 近隣の天理教協会のお祈りが
太鼓と拍子木ね、
聞こえるよ
お盆だ
お迎えの花火をつけて
このドクダミ屋敷は、小さい頃遠足の通り道で
大きな銀杏の木がある大屋根の家だった
なじみの家だったんだが
ここに避難するとは思いもよらず・・・
ドクダミ屋敷に帰ってくる人が、うようよいそうだな
肝心の家族は、何処が家なのか
迷ってるだろう