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音作衛門道楽日記 otozaemon.exblog.jp

音楽家のお遊び


by 遊楽音作衛門
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朝井まかての 恋歌

我が高校3年の担任の

原田正憲先生のお気に入りの姪御さん
直木賞作家 朝井まかてさん


その作品を紹介します

c0185356_18041308.jpg


まずこの題字の女文字、書家であられた原田先生の奥様の筆跡や
我が叔母の文字のようにも見える。
美しい文字は、お手本をみて、写す
それは芸術ではない

そんな先生の指導論がちらりと頭をよぎる

それでもこの文字は、やわやわと美しい。
そして装丁の萩の花  
中島歌子の萩の舎のモチーフかな・・・・
萩のしつく

幕末から明治にかけて生き抜いた、女性たちに捧げるものか・・


もちろん着物の衣装図には、いくらでも登場する萩の花
皆さんご存知の がら
今時の表現では デザインである
一番先に考えた人は、これをパクリだというかな・・・041.gif



歌人 中島歌子は水戸の藩士に恋をして、貧乏な水戸に嫁に行く。
しかし夫は26歳で、尊皇攘夷の波を被った水戸の内乱で、討ち死にし、
その一味とみなされた婦女子は幽閉、
地獄のような獄中の日々が綴られている。

ナチスの収容所もひどいが、この幕末の牢獄での扱いもすごいものがあり、
人が次々死んでいく、狂っていく、首をはねられ
その最後の様相がすさまじい

中島歌子の和歌の原点は その死にゆく人々の、辞世の句なんだな・・・・


直木賞を受賞したその時に、原田先生は亡くなって
その授賞式に参加することはできなかったが、
ずいぶん喜ばれた理由が
わかるように思う。

母上は氏族であられたし、凛として過酷な運命を生き抜く、内面の強さを
品格を持って まかてさんは書かれている。
誰かの人生であっても、それを書くのが作家の仕事だ
でも書き方は人それぞれだ。


かならず、書をどこかで思わす
仕掛けがある・・・・
原田先生を思い出す 何かを見つけると、うれしいな



何もできることがないので、読書
一日 朝井まかてに救われた。

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by yuurakuotozaemon | 2015-09-09 09:38 | ミニ学問 | Comments(0)